診療案内
一般眼科診療
当院では視力の低下、ドライアイ、眼精疲労、視力低下、充血、かゆみ、かすみ目、涙目など、目に起こるさまざまな症状に幅広く対応しています。
目に関するお悩みや疑問などございましたらお気軽にご相談ください。
目ヤニがひどい
目がかゆい
涙目
目の充血がひどい
瞼がぴくつく
目がすぐ疲れる
ものもらいがある
目がかすむ など
小児眼科
幼児期のお子様は視機能が最も発達する時期のため、屈折異常について調べ、必要に応じて発達、改善をサポートします。
視機能の発達という面でも、小児期は非常に大切な時期です。
当院では、斜視、弱視に対する訓練、治療眼鏡の処方などを国家資格である視能訓練士免許を持っている視能訓練士が在籍しています。
目に起こっている異常を言葉で伝えることができないため、目の動き、顔の癖などで気になることがある場合は早めにご相談ください。
また近視でお悩みのお子様にマイオピン点眼治療も行っております。お子様が「近視」でお悩みの方へ
白内障
白内障は目の中にあるピントを調節する水晶体が主に加齢などの理由で濁る病気です。
水晶体は毛様体筋の作用により分厚くなったり薄くなったりして遠くを見たり近くを見たりピントを合わせる働きをします。
加齢により水晶体が固くなると厚みの変化が難しくなりピントを調節することが難しくなります。(老眼になるなど)
白内障の症状
白内障の症状として、視力が落ちた、目がかすむ、まぶしいなど水晶体の濁り方によっても変わってきます。
白内障の原因
また白内障は加齢による変化でもありますので80歳にもなると100%生じます。
治療としては薬物療法、手術とありますが、濁った水晶体は手術でしか濁りを取り除くことができません。
緑内障とは
緑内障は日本人の40歳以上の方で20人に1人いるといわれております。
緑内障の症状
緑内障は眼圧が高いことにより視神経に障害が起こり、網膜神経線維の障害を受けた部位に一致して視野が欠けてきます。
視野が欠けていることを自覚した段階ではかなり進行している場合があります。
実は緑内障の8割の方は眼圧が正常値の範囲内である正常眼圧緑内障であり、眼圧が正常値だから大丈夫というわけではありません。
健康診断などで視神経陥凹拡大の疑いや視神経異常が指摘されている方は緑内障の疑いがありますのでお気軽にご相談ください。
緑内障診断の流れ
緑内障性視神経障害所見、緑内障性視野障害所見などを認める場合、治療を考慮します。
緑内障の治療
緑内障の治療は眼圧を下げることになります。
初回受診時からいきなり点眼治療をすることはよほどのことがない限り致しません。
まずは無治療時の眼圧を日を変えて複数回測定後、目標眼圧を設定します。
眼圧を下げる点眼を使用し、目標値に達しない場合は複数剤投与が必要になります。
点眼治療では眼圧が下がらない場合、SLTレーザー治療(選択的レーザー線維柱帯形成術)や手術治療を考慮します。
網膜疾患について
網膜の病気には、網膜が破れたり、網膜の血管が閉塞したり、黄斑部という網膜の一番重要な場所に異常が起こったり、糖尿病や高血圧による網膜症や、ぶどう膜(脈絡膜、毛様体、光彩)に炎症が起こったりと多彩な病気が起こります。
網膜剥離、網膜裂孔・・・網膜に穴が開き(網膜裂孔)、はがれてしまう(網膜剥離)
網膜静脈(動脈)閉塞症・・・網膜の静脈(動脈)が閉塞してしまう。
黄斑異常・・・・網膜の一番重要な黄斑部に異常が起こる。加齢黄斑変性、黄斑前膜、糖尿病黄斑浮腫など。
ぶどう膜炎・・・脈絡膜の炎症etc
網膜疾患の症状
症状として、飛蚊症(何か物が飛んで見える)、視野が欠けて見える、物が歪んで見える、視力が落ちた気がする、かすんで見えるなどです。
網膜疾患の治療
網膜の病気が疑われる場合、散瞳検査(目薬をさして瞳を開く検査:5~6時間は眩しくなり車、バイク等の運転を控えていただく必要があります)眼底写真、光干渉断層撮影などの検査をさせて頂くことがあります。
また、当院では滲出型加齢黄斑変性や糖尿病黄斑浮腫、静脈閉塞に伴う黄斑浮腫、などに適応されるVEGF阻害薬の硝子体注射も行っております。
眼瞼疾患/眼瞼下垂症とは
眼瞼下垂症はとても身近な病気です。
おでこに皺があるお年よりの方を多く見ることがあると思いますが、そういった方は眼瞼下垂症になっている場合があります。
眼瞼下垂症が生じてくると無意識のうちにおでこで瞼を開けようと頑張って目を見開いている状態、おでこの筋肉を使って(前頭筋の収縮によって)目を開けようとします。
それでも瞼が黒目(瞳孔)にかかるような状態になるとひどい場合には顎をあげて物を見るようになってきます。
眼瞼下垂症の症状
症状としては上のほうが見えない、頭痛がする、目が疲れるなど認めます。
また首や肩に負担がかかり、肩こりの原因となります。
眼瞼下垂症の原因
多くの場合、加齢やアトピー、ハードコンタクトレンズの長期装用が原因です。まれな例として脳動脈瘤や重症筋無力症などがあります。
また似たような疾患として偽眼瞼下垂症があります。筋肉や神経に異常は無いけれども瞼の皮膚のたるみが瞳孔にかかってしまう場合を言います。
眼瞼疾患/霰粒腫とは
瞼のできものを大きく分けると二つに分けることができます。
・細菌感染によるものを麦粒腫
・細菌感染によらないものを霰粒腫
と言います。
霰粒腫の症状
しこりができる。痛み、赤みはなし。
霰粒腫の原因
涙の成分の油分を分泌するマイボーム腺の開口部がつまり、慢性的な炎症により肉芽ができるのが霰粒腫です。
霰粒腫は皮膜に包まれて外から触ると境界が明瞭なしこりとして確認できます。傷みや赤みはありません。
霰粒腫の治療
ステロイドで炎症を抑えると改善する場合もありますが、基本的には手術にて摘出する必要があります。
眼瞼疾患/麦粒腫とは
麦粒腫は「ものもらい」、「めばちこ」と呼ばれ、瞼の細菌感染によって起こります。多くが黄色ブドウ球菌によるもので赤みや腫れを伴い触ると痛みがあります。
瞼の皮膚の脂腺に感染が起こるものを外麦粒腫といい、マイボーム腺に細菌感染が起こるものを内麦粒腫です。
麦粒腫の症状
痛み、発赤が強い。
麦粒腫の原因
細菌感染が原因
抗生剤の治療
点眼、内服などの抗生剤の治療を行います。化膿が悪化した場合には切開による膿の排出を必要とする場合もあります。